海外進出のマネジメントはヨーロッパ式 vs アメリカ式?

March 11, 2017

企業経営のスタイルっていろいろありますよね。

かつて90年代に日本式経営が世界最高などと言われたことがありますが、今はそんな話は完全に昔のおとぎ話になってしまいました。

日本の近代経済活動は、ほぼ明治維新とともに始まったとみると約150年の歴史があると言えると思います。そして、日本企業の海外展開ですが、調べてみたところ、大倉財閥の貿易商社大倉組商会が1874年にロンドン支店を開設したのが日本企業初の海外支店ということで、こちらも約150年の歴史があるといえるでしょう。(出典1)

150年というと大変長い期間に思いますが、日本企業の海外展開は必ずしもうまくいっていないと言われてます(出典2)

しかしながら少子化やアジアマーケットの成長を鑑みると、外国人を活用しながら上手に成果を出していくことは今後も避けられない状況です。

そこで今回は欧米のマネジメントスタイルを見ながら、日本企業が外国人をうまくマネジメントする方法について、個人的な見解ですが考察してみたいと思います。

アメリカは中央集権、ヨーロッパは現地委任スタイル

戦前はヨーロッパ、戦後はアメリカの影響を日本は非常に強く受けています。

ということで、最近言われる経営マネジメントとは、MBAに代表されるようにアメリカ式が主流となっているように見受けます。そんなアメリカ流海外経営スタイルを、私の経験や外資系で働く友人知人の姿を見ていて思うのは、本部中心主義です。

アメリカ流の経営スタイルはごく少数の経営陣や株主が会社の方針はもとより、ブランドメッセージや顧客とのコミュニケーションルールも取り決めます。当然ながら、相手国によっては受け入れにくいこともあると思いますが、そのような細かいことはお構いなく、米国流を貫くという感じではないでしょうか?

 

一方のヨーロッパ流の海外経営スタイルは、現地委託主義・・・

本部から責任者が送り込まれることがありますが、現地でも責任者を決めその現地経営者にある程度、経営を任せるような感じです。ブランドメッセージや製品設計など本部で決定すべきことはアメリカ流と同じく本社管轄ですが、顧客コミュニケーションや業務の進め方などは現地責任者にかなりの裁量を与えている感じを多く受けます。

これは東インド会社に始まる400年以上の遠隔地経営のノウハウなのかもしれません。

 

いいとこ取りしてみたら?

アメリカ流でいくか、ヨーロッパ流でいくか。。。

正直どちらでもないような気がしています。

ただ、90年代にもてはやされた日本式経営はすでに日本ですら成り立っていませんので、新しいアジアの時代にふさわしい、そして少子化でも競争力を失わない経営スタイルが必要だと思います。

つまり、アメリカ流のいいところ、ヨーロッパ流のいいところ、そして日本ならではのいいところ、これらを取り混ぜた新しい経営スタイルを編み出していくのが良さそうです。(でなければ、高給を払わない限り有能な人材を雇用することができなくなるでしょうから)

 

日本企業で働きたいと思っている外国人をトライアル雇用できます

そんな新しいマネジメントスタイルを構築して海外展開を図ろうという企業様のために、弊社ではCOTO ラングエージアカデミーの卒業生を中心に、日本企業で働きたいという希望をもち、日本での労働許可をもつ外国人をお試し雇用するサービスを企画いたしました。

定期的にセミナーを開催していますので。ご興味ある方はぜひご参加下さい。

 

 

参考・出典:

  1. 日本企業の初の海外支店が大倉財閥という情報源はこちら
  2. なぜ日本企業は、海外進出が”下手”なのか?(東洋経済ONLINE)